2017/04/06

ピッキングトレーニングとメトロノーム

こんにちは!
ギタリスト黒崎です!
今回のレッスンコラムは【ピッキング・トレーニングと速弾き練習時のテンポ設定】についてです。
ギターを練習しているとやはり憧れます。
ものすごい速さでソロを弾くギタリストに。
しかしいきなり原曲と同じような速さで弾けるようにはなりません。
いきなり速さを意識し同じように弾いても悪い癖がついてしまいいい演奏には繋がりません。
そこで予備的なトレーニングが必要になってきます。
予備的なトレーニングとは速弾きという最終目標を分解し細かく分けたものを一つずつ鍛え上げていく事を言います。

【速弾き】→【右手の練習】と【左手の練習】に分ける。

【左手】→右手を使わずに【タッピング奏法】で音を出し、指の動きをスムーズにするトレーニングをする。
【右手】→左手を使わず1本の弦をオルタネイト・ピッキングで音を出していきピックの当たる角度、速さを鍛えるトレーニングをする。
このいずれのトレーニングにも【メトロノーム】を使用いたします。
楽曲を演奏するときには必ずリズムがありますのでそれに対応できるように指を動かしていきます。


〜効果的なメトロノームの使い方〜

例)右手でのみのトレーニング
メトロノーム【BPM】 ♩=100
1、クリック音1音に対し右手で1拍目ダウン・ピッキング、2拍目アップ、3拍目ダウン、4拍目アップとし8小節ほど繰り返す。(4分音符、4ビート)

2、メトロノームのテンポは同じだがピッキングの速さを倍にする。(8分音符、8ビート)
『カッカッカッカッ』となるメトロノームの『カ』が表拍1・3拍目になります。
『ッ』が2・4拍目になります。これが巷で話題になる裏拍というものです。
項目1の『倍の速さでピッキングする』とは『カ』でダウンピッキング『ッ』でアップピッキングをします。

3、さらに同じ要領で項目2の倍の速さでピッキングします。(16分音符、16ビート)
このトレーニングをすることで同じテンポの中で様々な種類の音符に触れることができて、曲中のリズムの変化にも対応できるようになります。
項目1ではゆっくりしたピッキングになりますので丁寧にピックのどの部分に当たっているかなどを意識しいい音が出せるようにトレーニングしてみてください!



-MEMO-
【タッピング奏法】
ネックを持つ左手だけで音を出す奏法。
適度な勢いで指で弦を押さえつける。このとき右手ではピッキングしない。
音はピッキングほど大きくないがまた違った風味の音が出る。

【BPM】
BPM = Beats Per Minute = ♩=60 メトロノーム記号。
メトロノームは1分間に刻む拍の数を示す機械である。
minuteは1分間の意味。
Perは/(スラッシュ、パーセントのパーである)
Beatsは拍を打つことである。
楽譜の題名の下あたりに表記されていることが多いのでメトロノームを使っての練習の際は♩=60のこの数字の部分をセットする。


『Syoichi Kurosaki ギターレッスンのご案内』

東京荻窪アコースフィアカフェにてギターレッスンを開講しております。
ギターを始めたばかりの方、新しい弾き方に挑戦してみたい方、ギターを始めたい方大歓迎です。
手ぶらでの通学もOK!ギターの貸し出しも行っております。

ご興味のある方は氏名、ご希望の日時、質問などを明記の上以下のメールアドレスへお気軽にお問い合わせください。
ギター、レッスンに関するご質問のみでも受け付けております。
kurosakisyoichi@gmail.com

南荻窪アコースフィアカフェ(Acousphere Cafe)
所在地: 〒167-0052 東京都杉並区南荻窪4丁目3−4










【 NEW CLIP 】UKLELE GUITAR