2017/01/25

ギターを改造する?!

こんにちは!
ギタリスト黒崎です!
僕は長年『ovation』というギターを使っている。
近頃自分の使っているギターが使いにくいと言ったような事が出てきたりした。
自分の使っているギターの特性、構造を知り、よりいい音を出す為にフォーム等もマイナーチェンジを重ねていると自分の身体にフィットしないような状況が出てきたりする。
『Ovation』というギターはボディーのバックの素材が『カーボン』で出来ている。
そして形が丸みを帯びていて中華鍋のような形をしている。
形が丸いという事はストラップをかけて構えるとゆりかごの様に丸いが故に動いてしまう。
『これは困った事だ。』
ギターを構えるときに大事な注意点がある。(立って構えるとき)
1、ボディーは身体にくっつけておく。そしてネックは自分を中心と考えて10時の方向に向ける。
2、さらに縦方向にも角度をつける。地面と平行にしてそこから45度の角度へネックを持ち上げる。
3、ネックとボディーの接合部分(ストラップピンがあればそれを)を身体の正面に持ってくる。このとき注意しなくてはいけないのはこの形に持ってくるにはストラップが短くなくてはいけません。
長さは前述のストラップピンが胸の高さにくる程度まで短くする。
これまでの事をクリアしていくとギターは身体の側面にやってきます。
そして横に来たボディーを腕で挟み込む様に構える。
この構えができてくるとギターを安定させる事が出来ます。
そして最も大切なポイントがこれです『手を動かしているポイントが視界に入っているかどうか。』です。
上記の構え方を実践していくとネックが視界にはっきり入ってくると思います。
目がついている所と手の動く範囲は関係性があります。
背中の後ろでは手を正確にコントロールする事は難しいですよね?!
ストラップを目一杯低く下げて構えるポップスやロックのプロミュージシャンもいます。
しかしギターを上達しようとしている僕たちはそれを真似するよりも身体を効率よく使い、確実にステップアップ出来る道を通る事が大切です。
事実クラシックをはじめとするジャズ等の楽器専門のギタリストたちは楽器を高く構えています。(ジョー•パス、パット•メセニー、タック•アンドレス)
これは確実に視界に手を入れる為です。
師匠であるAcousphere奥沢先生はこの事をたくさんのミュージシャンを見て考えてきました。
ギターをうまくなるには『考えて』何が大切なのかを追求していかなくてはいけません。
ギターは自分の身体に合わせて改造していかなくてはいけないのかもしれない。

次回に続く、、、

写真は左が修正後の構え方、右が修正前の写真。


【 NEW CLIP 】UKLELE GUITAR

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